06.乾編 「データvs直感」
■出会い
	前々から気になっていた青学のデータマン、乾先輩。
    2枚目のような、3枚目のような…不思議な魅力を感じさせます。
    果たして彼と恋愛を発展させる事はできるのか??
 
■会話
    「データは集めるよりも整理の方が大変」
    「パソコンに自作のデータ管理プログラムを入れている」
    など、全く恋愛に発展しそうにない内容です。
    
    それでも
    「論理的な思考はちょっと苦手で…」と言うと、
    「そんな事はないよ、キミは確か推理小説を好んで読んでいるね。」
    「ああいうのも立派な論理的思考と言えるよ。」
    とそこそこ盛り上がっている様子。
    
    (でも推理小説が好きな事、何で知ってるんだろう…)
    
    データ取られとる!!
■学園祭の話題
    「運営委員さん、俺に何か用事かな?」
	序盤なのでまだよそよそしい呼び方ですが、良い声のおかげで悪い気がしません。
	喫茶店で使う食器について話します。
	「品物自体はいいんですが、保険に入らないといけないので少し経費がかさみます」
	「保険とは元々ギャンブルだ。あまり掛け金がかかる様ならやめておいた方がいい」
	保険=ギャンブル!その考え方はありませんでした。
■迫り来る恐怖
    「テニス部の練習にある『乾汁』って何ですか?」
	「俺が作る特製ジュースだ。部員全員の事を考えて疲労回復を目的に作っている」
	あれ?大事な事を省いてやいませんか…?
	「先輩、優しいんですね。尊敬しました」
	「尊敬されるほどでもないさ。もしキミも飲みたいのなら、いつでも作るから」
	誰か一刻も早くヒロインに真実を…!!
■意外な一面??
    模擬店作りのお手伝いをしようとお邪魔すると、なにやら机にゴリゴリ書き込んでいる先輩。
    ヒロインが慌てて止めると、
    「すまない、俺は思いついた事があるとすぐ何かに書き留めるクセがあるんだ…」とのこと。
    意外なかわいい一面を垣間見ました。
■地震
    食堂で一緒に話していると、突然大きな地震が…!!
    ここは冷静に「先輩、机の下に隠れましょう!!」
    「あぁ…そうだな」
    
    冷静すぎる!!
    
    「キミの判断は的確だった。キミのデータをまた更新しないといけないな。」
    とりあえず好感度は上がった模様です。
    こちらはこちらで、机の下にちんまりと隠れる乾先輩を想像して好感度アップです。
 
■買出しイベント
    一緒に、喫茶店で出すドリンクの原料を買いに行く事になりました。
    そのドリンクというのは「乾汁」です。
    このままでは喫茶店は失敗しちゃうかも…とヒロインは心配でなりません。
    
    そんな矢先、乾先輩にドリンクの試飲をお願いされてしまいました。
    目の前には気泡を放つ紫色の液体が…
    これは試練だろうか。ヒロインには頑張って飲んでもらいました。
    
    感想は「ものすごく苦い」
    苦味を押さえるために入れたハチミツが、逆に苦味を引き立ててしまっている様です。
    ただ、味に難はあるものの疲労回復の効果は抜群らしく、「身体が軽くなった」とのこと。
    果たして乾汁の行方は…
■名前イベント
    だいぶ仲良くなってきたころ、下校途中にて…
    「データによると、キミが下の名前で呼ばれている確立は女子85%、男子0%だったね」
    「え?!たぶん、そうだと思いますけど…」
    「このデータから推測すると、男子からは呼ばれにくい、または呼ばせていない…」
    「そうですね。男の子からいきなり名前で呼ばれると驚いちゃいますし…」
    「では、いきなりでなければ構わないのかな??」
    おぉーなんかスムーズだ。
    
    「キミが男子を名前で呼んでいる確立は1%だから、俺の事を無理に名前で呼ぶ必要はない」
    「このデータは近いうちに更新される予定だけどね」
    「えっと…それは一体??」
    「さぁ、予測してごらん」
    なんか着々と計画が進められとる…!!
■データマンズ
    食堂で、乾先輩と他校の生徒が話しているのを発見。
    「やぁ、蓮二。キミとここで会う確立は…」
    「うむ、75%だった。悪くない結果だ。」
    それから「あの件」「以前の件」「その件」と話し始める二人。
    
    「以心伝心って言うのかしら…それにしても…」
    「一体何の話をしてるんだかねぇ〜」
    と、ヒロインの横にいきなり切原くんが登場!驚くヒロインに、
    「柳先輩を呼びに来たけど、サボっちまおうかな〜。アンタ、付きあわねぇ??」
    まさかの誘い。
    
    「え??わ、私は…」
    「残念だが、俺が先約でね」
    乾先輩登場!
    「赤也、俺を呼びに来たと思ったが、違ったのか??」
    柳先輩も登場!
    
    「そこのキミ、部の後輩がすまなかったな」
    「い、いえ…」
    「貞治もな。では」
    
    「あの人、なぜ乾先輩にも謝っていたんでしょう??」
    「…鋭い男だからな。彼には隠し事ができないということだ。」
    
    さすが幼馴染。
■ヒロインの提案
    相変わらず先の見えない喫茶店に、ついにヒロインが動きました。
	「チャレンジメニューです!」
	乾先輩の特製ドリンクを飲み干せたら、飲食代が無料になるそうです。
	私なら迷わずお金を払います。
	「少々引っかかる点はあるが…現状からして、キミの提案は妥当だと判断せざるをえない」
	乾先輩も快く承諾してくれました。
■まとまる喫茶店
    「あの…乾先輩…ごめんなさい」
	「…これは予想外だ。どうしてキミが謝るんだ?」
	ヒロインの突然の謝罪発言に、乾先輩が悲しそうに困惑しています。
	
	「さっきの会議で私…とても失礼な事言っちゃって」
	どうやらチャレンジメニューの事を言っている様です。
	「いや、キミの意見は正論だよ。しかも見事な解決策だった」
	「誰もがこのままでいいのかどうか不安があった」
	そうなの?!乾先輩も不二先輩も自信ありげにメニューを提案してたような…
	「しかし、あそこでキミが強引に言ってくれた事でみんな決心がついたんだ」
	「俺だけじゃない。不二も越前も、みんなキミに感謝している。だからもう気にしないでいい」
	やっとこ青学の喫茶店に光が見えてきました。
■地震の被害
    どうやら先日の地震の影響で、テニス部にも被害が出てしまったそうです。
	「英二が会議室でトランプのタワーを作っていてね…」
	「あ、崩れましたか。でもそれは事故というには…」
	「問題はその後なんだ。英二がそれで怒って、トランプの空き箱を投げた」
	「その空き箱が海堂に当たって、海堂がキレてね。桃城とケンカを始めた」
	なぜ桃ちゃんと。笑
	「それを止めに入った大石がパソコンのケーブルに引っかかって転んでね」
	「大石は無事だったが、パソコンのモニターが落ちて二台壊れた」
	ひぇー;なんと恐ろしい連鎖。
	最終的な請求はどこにいくのでしょう?
■デート
    乾先輩との初デートは、博物館の『ニュートン展』です。知的!
    約束の15分前に行ったら、すでに待機している乾先輩。
    「キミを待たせたくなかったからね」
    ふおぅ!!甘くなってきとる!!
    
    ニュートン展でまさかの3段階スチルの後、喫茶店で感想を述べ合う二人。
    ニュートンの木は、日本にもあるそうです。
    そんな知識をもらいつつ、本屋では確立論の本(乾先輩)と栄養学の本(ヒロイン)を買ってました。
    ヒロイン曰く「先輩のドリンクをもっと知りたい」んだそうです。
    
    「今日はキミに関するデータが色々と更新されたよ」
    「ただ…キミのデータは増えれば増えるほど、俺には分析が難しくなる」
    
    おぉ…?!進展してる?
■困り顔
    いつもポーカーフェイスの乾先輩ですが…
 
仲良くなるにつれ、眉が下がりっぱなしです。
    「データは客観的に利用しなければならない…しかし、キミが絡むとどうも…」
■仲良くなった結果
    「キミに遭遇する確立…99.8%」
	「きゃ!」
	「予想通りの結果だ」
	「予想通りじゃないですよ!急に先輩が出てくるからビックリしたじゃないですか!」
	若干怖くなってしまいました。背後から声をかけるのはやめてください。
■自覚あり
	乾汁について話している時のこと。
	「キミは少し誤解しているようだが、俺の味覚は変ではないぞ」
	「一応、自分の作っているものの破壊力は分かっているつもりだ」
	破壊力って…
	どんなにヒドイものかを自分も知ってる、その上で人に飲ませる。
	MなのかSなのかよく分かりません。
■スープパスタ好き??
    「こんな暑い日は、ちょっと軽めの冷たいものを食べた方がいいですよね」
    「そうとも限らない。熱いものを食べて発汗・新陳代謝を促す方法もある」
    「だが、食欲が落ちている時には、軽めの冷たいものでも問題は無い」
    「うーん、冷たいパスタとかどうでしょう?」
    「悪くないな。だが、冷たいものばかり食べると体を壊しかねないぞ」
    「えーっと、じゃあ…スープパスタとか」
    「あぁ、それは良い選択だ。誘導率100%…」
    自分の好みに合わせようとしよる!!
■ついに明かされるデータの入手方法
    「いろんな学校のテニス部が集まって、先輩もデータ採りが大変ですね」
    「何か私にお手伝いできる事はないでしょうか?」
    「キミに手伝って欲しいのはやまやまだが…」
    「駄目ですか?」
    「キミは男子更衣室に入れるかな?」
    	え?!
	「そこが一番の情報収集源なんだが…」
    「空きロッカーに忍び込む。それだけだ。」
    
	空きロッカーに忍んでいる先輩を想像すると笑えないこともないけど…
    こえぇ…!!
■呼び止められました
    すっかり乾先輩のデータ論に慣れてしまったヒロイン。
	「私がここに来る確立は何%でしたか?」とこちらから聞いてみます。
	「算出不能だ」
	乾先輩が壊れた…(゚□゚)
	ヒロインも驚いています。
	「データが算出不能だなんて…一体、何があったんですか?」
	「キミに話してしまうと意味がなくなってしまうんだ」
	「え?じゃあ…私に手伝えることは無いでしょうか?」
	「そうだな…あえて言えば、こうやって俺と話をしてくれるだけでいい」
	困ってる顔の先輩を見た時はちょっと心配になってしまいましたが、
	意外に乙女なところもあるんですね。
■2回目のデート
	「つかぬ事を聞くが…キミは宿題を残していないか?」
    「ぎくっ!」
	という事で、2回目のデートは図書館デートで勉強を見もらいました。
	
	
	もくもくと勉強を続けている中
	「先輩…喉渇いてませんか?」
	「え?あ、あぁ…確かに」
	なぜか動揺する乾先輩。
	「しかしよく分かったね。どうやってそのデータを導き出したのか、興味があるところだ」
	いやいや、データで出すものでは無いでしょう。
	「私のはデータじゃなくて直感ですよ」
	「元々直感というのは、過去の経験をもとにしたデータが無意識に表に出たものだ」
	「無意識に出たものだから、結果が間違っていてもそれがフィードバックされない」
	「だから往々にして直感は誤りを生み出しやすい」
	やはり乾先輩は直感よりデータなのか。
	「そうですね。私もよく直感が外れることがあります。でも…」
	「私の乾先輩に関する直感は…たぶん外れませんよ」
	ヒロインがなんか仕掛けてきたー!
	
	
	「今の私の気持ち、分かりますか?」
	「…難しいな。難問だよ」
	「でも、直感だとそれがわかるんですよ」
	「…なるほど。これは一考の余地があるな」
	なんだこの駆け引き!!
■文化祭当日
    一緒に立海の甘味どころに行ってみると…
    「そろそろ来る頃だと思っていたぞ、貞治」
    柳さんがお出迎えしてくれました。
    
    「なるほどな…どうやら貞治、お前のデータを更新せざるを得ないようだ」
    「…どういう意味だ??」
    「フ…自分の心のデータはさすがに数値化できんか」
    またも熟年夫婦の様な会話(ヒロイン談)を繰り広げる二人。
    
    「何か頼むか?ここは俺がおごろう」
    「そうか、ではご好意に甘えるよ。キミは何を頼む??」
    「じゃあ…ところてんを」
    「では…」
    「『俺もところてんにしよう』とお前は言う」
    「俺もと…」
    なんだこの二人、仲良すぎる!!
    
    「彼とは長い付き合いだからね…見ててごらん」
    「彼はところてんにおまけして、みたらし団子ももってくるから」
 
「待たせたな、このみたらし団子はおまけだ」
■エンディング
    「キミのデータを冷静に分析できなくなっている」
    「どうしても、データの結果に俺の主観、願望が反映されてしまうんだ」
    「キミの行動、言葉は俺の分析では…俺に対する好意であると出てしまう」
    「しかしそれには大きな思い込みが入っているんだ」
    「それを排除できないまま結論を出すと、キミに迷惑をかけてしまうかもしれない」
    
    「先輩…それは排除する必要はないですよ」
    「先輩がデータで言うなら、私は直感で言います」
    「生意気な言い方ですけど…先輩は、私の事…好きですよね」
    
    うおぉ?!!
    
    「私は先輩が好きです。だから、直感でわかるんです」
    
    ヒロインに惚れる!!
■後日
    勉強を見てもらっているヒロイン。
    どうやら先輩と同じ進学先に行く事を目指して、一緒に頑張っているようです。
    
    「実は私には、その先にもっと大きな夢がありますから…」
    「ほぅ…それはぜひ聞かせて欲しいな。俺のデータに追加したい」
    「今はまだダメです。合格したら…その時は…」
    何々?!私にもわかりやすく教えてくださいー;
    
    「実は、俺にもキミと同じように夢があるんだが…」
    「多分…キミと同じ夢だよ」
    「あ…」
    「どうやら正解だったようだね」
    「もう、正解かどうかなんて、どうしてわかったんですか??」
    「それはね…『直感』さ」
■感想
      冷静に分析して冷静に悩む乾先輩と、直感を信じて進むヒロイン。
      お互いの気持ちには何となく気づいてた、みたいな空気に若干置いてかれた感はありましたが…笑
      振り回されないやり取りが新鮮でした。
      あと、幼馴染のやり取りが楽しかった!