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08.仁王編 「ペテン師の純愛」

■出会い
それは初めて人がプレイしている「学園祭の王子様」を見てテニプリを知った時…
その面倒見の良さや、フワフワもこもこの髪の毛、方言がずっと気になっていた仁王先輩。
どんなイベントがあるのか、非常に楽しみです。

■ダーツ
会議室にて、ダーツをしている仁王先輩を発見。
普段からよく遊んでいるそうで、放った矢は見事真ん中に命中!!
「難しそう…」というヒロインに、「気が向いたら教えちゃる」との事。
やったぁー!

■倉庫にて
次の日、真田先輩と仁王先輩に遭遇。
なにやら仁王先輩が倉庫での作業を頼まれているようです。
「よかったらお手伝いしましょうか?」という事で、後ほど待ち合わせをする事に。

倉庫に来てみると、思った以上に散らかっており、目的の物も探せない様な状態。
ひとまず物を整理しようと言う事になったのですが…
蒸し暑い室内となかなか終わらない作業に、うんざり気味の仁王先輩。
「…ちょっと用事があるんじゃが、少し抜けても構わんか??」
逃げおった!!
一人になっても黙々と作業を続けるヒロイン。偉いぞ!
しかも仁王先輩がサボっている事にも薄々気づいています。
(先輩あんまりやる気なさそうだったし、こんなに暑いし、仕方ないのかな…)
(こういう整理は委員の仕事!先輩が戻ってくるまでに終わらせよう!!)
頑張りの甲斐あって、片付けは終わりました。
しかし同時に歪む視界…

その頃、仁王先輩は公園で目を覚ましていました。すでに西日が差しています。
「いかんいかん、もうこんな時間か…」
そこに柳生先輩が登場。
ずっと運営委員を探してるが、見つからないとの事。
「まさか…」
急いで倉庫に戻ると、床に倒れているヒロインを発見!!
蒸し暑い倉庫の中で作業していたため、貧血と熱中症になってしまった模様です。
ひとまず医務室に連れて行ってもらう事になりました。

「すみませんでした、迷惑かけちゃって…」と言うと、
「謝るな。悪いのは俺の方じゃ…」と、すごくしょんぼりしている先輩。
「いえ、作業に熱中して自分の体調を考えてなかったのは私の不注意ですから」
「そうじゃなくて、サボった俺の事、怒ってないんか??」
「えっと…別に。あそこ暑かったから、ちょっとサボりたくなるのも分かりますし…」
「それに、ああいう作業嫌いじゃないですしね」
というヒロインの言葉に驚く仁王先輩。
「グチャグチャになりきった倉庫の整理が嫌いじゃない??」
「はい、自分の手で綺麗にできたら気持ちいいです」
「はぁぁ……なーんか久々に完敗した気分じゃ」
「???」
この後、家まで送ってくれた仁王先輩でした。

■それからというもの
なんとなくヒロインを気遣う言動が増えたような…?

よく頭を撫でられます。

■天然ヒロイン
『テニス』の話題にて。
「先輩は柳生先輩と入れ替わってプレイした事があるんですよね」
イリュージョン!
「でもそれって、顔見知りには効果ないですよね」
「…まぁ、その通りじゃが」
「この前の試合の人たち、立海テニス部の事よく知らなかったんですね!」
(…明るく、きっつい事を…)

■哀れ真田
「こういう言い方をすると失礼かもしれませんが、先輩達って中学生に見えないですね」
全くだ。
「切原くんと丸井先輩は、わりと年相応に見えますけど…」
「柳生先輩、桑原先輩、柳先輩はすごく大人っぽいです」
うんうん。
「で、あえて名前を出さなかった副部長はいくつに見えるんじゃ??」
はっ!!そういえば名前が出てなかったな。
「え、えーっと…最初見た時は顧問の先生だと…」
ニヤリとする仁王先輩。
「ほぉ、面白い事を聞いたな」
「あ、言っちゃダメですよ!!絶対ですからね!」
「さぁどうしようかの〜」
本人も、こんな所でネタにされてるとは思うまい…。

■なんとも気になる
「仁王先輩、質問です!」
「おぅ、何でも聞いてくれ。ただしスリーサイズは秘密じゃ」
「い、いえ、スリーサイズは別に…」
いやいや、そこはぜひ…。
「先輩は、出身地はどこなんですか??」
「それは教えられん、出身地がバレたら終わりやからの
何が??!
うーん…ミステリアス。

■ダーツ再び
会議室でまたもダーツしている仁王先輩に遭遇。
「やった!ダブルブル!!すごいですね先輩!」
「おぅ、なかなか決まっちょるじゃろ」
「はい、カッコいいです」
前より断然ラブ度が上がってますね!
「そ、そうか??よっ」
「あ…」
「しもた…集中力が乱れたか…」
「あ、私お邪魔でしたか?すみません」
「いやいや、お前さんのせいじゃないきに。気にすんな」
「あー…いや、一部お前さんのせいかもしれんが…」
なんじゃこりゃー
たまらん!

■ペテン師と呼ばれて
「やっぱり付き合う女の子も騙したりするんですか??」
えぇー(゚Д゚;)なんだその質問!
「それを肯定すると、人間として最低に思われるのぅ…」
「いえ、そういう意味じゃなくて、えっと…」
「冗談で、ってことか??多少はするやろうな。泣き顔が可愛い子もおるし」
えぇー(゚Д゚;)
「こらこら逃げなさんな。イジメて泣かすんじゃなくて、嬉し涙もあるじゃろうに」
「そういう誤解されそうな事、付き合いたい人に知られちゃダメですよ!!」
「肝に銘じとこう…もう遅いが
?!(*゚Д゚*)

■いじられキャラ真田
模擬店でかける音楽について話し合う二人
「切原くんと桑原先輩に相談してみよう」という事で話はまとまったのですが…
「真田には聞かんでいいからな」
「そうですね…」

「そうですね…」って…

■下校途中にて
「お前さんは、付き合うとるヤツとかおらんのか??」
えっ?!いきなり??!
「え?!やだ、いないですよ。仁王先輩こそ、彼女さんがいたりして…」
「ん、おるよ??」

( д) ゚ ゚  ポーン

あれ…ゲーム終了…??

「こらこら、慌てなさんな。いると言っても、これからできる予定じゃし」
なんじゃそりゃー!!紛らわしい!
「そうなんですか、よかった…でもすごい自信ですね。『できる予定』だなんて」
「んーまぁこれからが勝負じゃし、脈がないわけじゃないしのぅ…」
「そうですか、頑張って下さいね!」
どうやらヒロインは、まだ仁王先輩を恋愛対象としては意識してないみたいですね。
「おぅ、お前さんも応援してくれてるし、頑張ってみようかのぅ」
まったく動揺しない仁王先輩。え、もしかしてヒロインじゃない?

「じゃあまず第一段階として、名前で呼ばせてもらおうかの」

「へ??」
もぉーハラハラさせてからぁー

■デート
ライブのチケットを貰ったので、模擬店の相談もあるし、一緒に行こうという事に。
意外に真面目な感じの誘い方です。これも計算のうち?

当日、待ち合わせ場所に走ってくる仁王先輩。
遅れてきたわけでは無い様です。どうした??!
「いや、そこの信号まで歩いてきたんじゃが…」
「なぁ、お前さん。さっき軽薄そうな男に話しかけられたじゃろ」
そうなん??!
「はい、軽薄かどうかは分からないですけど…道を聞かれました」
「よく分からんから、案内してくれって言われたんじゃろ??」
「すごい!その通りです。でも私、人を待ってますのでって断ったんです」
「ちょうと走ってくる仁王先輩が見えましたし…そしたらすぐ行っちゃいました」
「そうか、間に合って何より…はぁ〜〜…」
なんだこの素敵イベントはー

そしてライブ終了後…
「やっと終わりましたね…大丈夫ですか??先輩」
「バンドの演奏よりも、黄色い声しか耳に残っとらん。なんだったんじゃ、あの女どもは…」
どうやらバンドは売り出し中のアイドルグループだった様で、ちょっとぐったり気味の二人。
ひとまず喫茶店に入ることに。

『クラスの子達はアイドル好き』という話をしている時、なにやら考え事をしている仁王先輩。
その友達に、「テニス部の試合を見に来た事があるか聞いてくれ」と頼まれました。
なんで??
とりあえずメールで聞いてみると、各学校のお勧め選手が添えられた返事が…
「なるほど、いい情報を聞いた。模擬店の景品、取っておきのを思いついたぞ」
「すまんが今は内緒。でもお嬢さん方垂涎の品になりそうやの…」
なんじゃー??

■テニスコートにて
一人でいる仁王先輩を発見。
柳生先輩が来るまでの間、代わりにお相手をする事に。
(そういえば、テニスコートにいる先輩って初めて見るかも…)
「ん?どうした??俺の姿に見惚れとるんか??」
うおぉ…仁王先輩の本領発揮??

かと思えば、「テニスはな…」と真剣に語り始める仁王先輩。ちょっと新鮮でした。
「先輩は、本当にテニスが好きなんですね」
「俺に限らず、この学園祭に集まったテニス部の奴らはみんなそうよ」
そうだねー
「お前さんにはないんか??」
「今は運営委員の仕事に熱中してますけど…終わったら気が抜けちゃいそうです」
「ふーん…じゃあ、俺に熱中してみるってのはどう??」
ひゃあぁぁぁー

「結構はまると思うんじゃけど」
「も、もう。からかわないで下さい…せっかく感心してたのに」
「感心??」
「先輩がテニスの好きなところと話してくれて、すごいなって思って…」
「そ、そうか」
照れとる!
「でも、からかったから台無しですよ??」
「つれないのぅ…」
「ふふ…あ、私、委員会があるのでそろそろ行きますね」
去るヒロイン。

「…はぁ、もういいぞ柳生。待たせて悪かったな」
居たんか?!
「いえ、それよりも…逃げられましたね」
「なぁ、どうやったらいいと思う??」
素直に相談しとるー!!

「彼女、その方面は鈍そうですからね。正攻法がいいんじゃないですか??」
アドバイスしとるー!!
「それ苦手なんじゃけど…」
「フフ…頑張って下さい。陰ながら応援していますよ」

■夜、電話にて
「唐突じゃけど、明日ヒマか??」
「はい」
例え予定があってもヒマです。
「明日、映画に行かんか」
「あ、模擬店の参考にですか??」
「いや、違うよ」
「じゃあ、お姉さんにチケット貰ったとか??」
「違うって。普通に遊びに行かんかってこと」
「あ…そ、そうですか」
(なんだか…デートみたい。やだな、変に意識しちゃう…)
おぉ!ヒロインが意識してる!!
てか、さっそくの正攻法じゃないですか…?!

■2回目のデート
待ち合わせ場所にて。
「変なヤツに道は聞かれんかったか??」
「はい、今日は誰にも」
心配する仁王先輩、可愛いのぅ…

映画鑑賞後、喫茶店にて。
内容は、ヒロインが好きな『ギリシャ神話』をモチーフにした作品だったそうです。
「もしかして、私の趣味に合わせて下さったんですか?」
「いや、そう言うわけじゃない。俺がお前さんの好きなのを観たかっただけ」
「今日はお前さんの好きなことに付き合うつもりじゃから」
優しいー
「え、あの…でも、なんだかデートみたいです」
「デートのつもりじゃけど」
「えぇっ!!」
「…真っ赤な顔して、可愛いなぁ」
ぎょえー
「ははは。さて、次はどこに行きたい??お前さんの行きたい所に、俺も行きたい」
勘弁してくれ…正攻法がガツンガツン攻めてきます。

やってきたのは雑貨屋さん。
ヒロインはヘアアクセサリーを見ている様です。
「なんか和風じゃな、こういうのが好きなんか??」
「はい、色んな種類持ってるんです。眺めてるだけでも楽しくて…」
「そうか。じゃあこれ、買ってやる」
えぇー!!遠慮するヒロインに、
「いいっていいって、こういう時は素直にありがとうって言うもんじゃ」
「でも…あ、そうだ。じゃあ私も仁王先輩になにか…これなんてどうですか??」
と、お互いにプレゼントし合うことに。

「ありがとな、大事に使わせてもらう」

■盗撮疑惑?!
学園祭前日の朝、公園にて。
「仁王先輩…今、背中にデジタルカメラ隠しませんでしたか??」
「気のせいじゃろ。第一、俺がデジタルカメラを持ってたとして、何で隠さなきゃならん??」
「…そうですよね。何か隠し撮りしてたならともかく…」
「…プリッ」
ちなみにこの日は慰労会として、水泳大会が行われる予定となっております。
ま、まさか…?!

■学園祭当日
青学のわたあめ屋さんに来ました。わたあめ屋って…これまた可愛いですね。
「あっ…仁王…」
「大石、久しぶりやの」
青学のお母さん、大石先輩が登場。
「なんじゃ、何を警戒しとる??」
「い、いや…キミは本当に仁王か??それとも、仁王に化けた柳生なのか??」
私、立海の試合はまだ観た事が無いので詳しくは分からないのですが、
仁王と柳生のペテンにかかったのが、大石先輩…という事なのでしょうか。

「学園祭の時までそんな事はせん」と言ってホッと安心させたところに、
「それが狙いぜよ、次のペテンへの仕掛けだとは思わんのか?」と揺さぶる仁王先輩。
「は、はは…こりゃ大変…」
大石先輩の胃が心配です。
「すまんの、退屈じゃったろ?」
「いえ、そんな事ないですよ。仁王先輩、嬉しそうでしたし」
「ほぅ…わかったか」
「どうやらお前さんには、俺の特技もあんまり効果が無い様じゃの…」
ヒロイン、天然っぽいですからねー
そして全国大会の応援に行く約束をしました。

■エンディング
公園にやってきました。
「あー…なんか緊張してきた。ペテン師の名が泣くのぅ…」
可愛えぇー
「とりあえず、後ろ向いてくれんか」
えっ?後ろ?!!
ここで、後ろから抱きしめるスチル登場!!ぎゃあー
「暴れなさんな、何もせんから」
いやいやいや…すでにしとるやん!
「そうか??これでも我慢しとるんじゃけど…」
何の?!
「それにしても、お前さんの身体は抱き心地がいいのぅ…良い匂いもするし」
ひぃぃぃ…
「も、もう!そんなこと言ってからかうなら離してください!」
「離さんよ、何があっても」
「絶対に離さん。お前が…俺の事好きって言うまで」

■後日
一緒にダーツをしている二人
「あの…そろそろ離して欲しいんですけど…」
「んーでもお前が一人で投げると、俺の部屋穴だらけになるし」
俺 の 部 屋 ! !
その後色々あって(?!)互いの心臓の音を聞きあうことに
先輩の鼓動が速くなってきた理由は…
「そりゃあ、お前が俺の胸に耳をくっつけてるからな」
「好きな子にピッタリ抱きつかれて、喜ばん男はおらんよ」
うおぉ…勘弁してくれぇー…

■感想
アレですね…『駆け引き』とか『騙され』とかあるかと思いきや、全然『純愛』でしたね。
個人的にツボなイベント満載で楽しかったです。
特にプレゼント交換・告白時の「好いとうよ」はやばかった!