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13.千石編 「1番のラッキー」

■出会い
千石先輩と初めて会ったのは、他のキャラをプレイ中時のぶつかりイベントでした。
(※ぶつかりイベント…「見る」コマンド使用中に、たまに他校のキャラとぶつかる時がある。)

ドンッ
「あ、すみません…」

「キミ可愛いね〜今度、デートしない♪」
(…なんじゃこの軽いキャラは…)
それが第一印象でした。

■山吹のミーティングにて
何の模擬店を出すか、話し合っています。
漠然と「食べ物屋」がいいんじゃないかという壇君。
「興味ねぇ」と全く話し合いに乗ってくれない亜久津先輩。
「わかったわかった、じゃあもんじゃ焼きにしよう!これで決まり!」
千石先輩って、山吹にとって重要なポジションですよね。

■初めての会話
「こんにちは、千石先輩」
「やぁ、○○さん。キミって可愛いよね」
「うーん、キミみたいな可愛い子に出会えて、ホントラッキーだなぁ♪」
「そうだ!今度デートしようよ」
最初から名前を覚えてくれてたのは嬉しいけど…なんじゃコイツ!!
「…そう言えば、友達が前に千石先輩にデートに誘われた、って話してました」
ナイス切り返し!
「え!い、いやぁ、それはね…」
「そうですよね、先輩が本気で私にそんな事言うとは思えませんし」
「先輩、ダメですよ。あんまり女の子をからかっちゃ。それでは失礼します」
「…強敵だなぁ。でもこういう反応は結構新鮮。もう少し押してみようかな」
なんか興味持たれました。

■テニスの話題
「テニス部の練習って厳しそうですね」
「そうだね。伴爺、ニコニコしててもきっついからねー」
「そうなんですか?すごく優しそうに見えるのに…」
「はは、最初はみんな騙されるんだよね〜」
私はアニメ見た時「この人には裏がある!」と疑いすぎて、拍子抜けした記憶が…
不動峰の事故も伴爺の仕業では…とか思ってました。どんだけ極悪なんだ!(私の思考)

■その日の夕方
ヒロインを待っていたという千石先輩。一体何でしょう?
「すごく大事な用事なんだ…ちゃんと聞いてね」
「今度、デートしない?」
「先輩…またですか」
ヒロインも呆れ気味です。
「あぁ、キミがOKを出してくれるまではね」
「はぁ…ついさっき別の女の子に同じセリフ言ってませんでしたか?」
なにぃ?!
「えっ!見てたの?!」
「…やっぱり」
「え?!あ…はめられた?!」
「そういうのは墓穴を掘ったって言うんですよ」
おぉー今回のヒロインはやり手ですね。

■占い
占いが好きな千石先輩。
「どう?今日のキミの運勢、占ってみない?」
ここで『是非お願いします』、『ホントに当たるんですか?』、『いえ、私は…』の3択。
『是非お願いします』を選択しました。
「うん、いいね。今日はキミの運勢、最高だよ」
おぉ、やった!
「ついでに言うと、俺との相性も抜群だよ」
わーい☆

■連絡待ってます
「キミ、携帯持ってるよね?」
「はい、持ってます」
「番号教えてよ。これから色々と連絡する事もあるだろうし」
もちろんOKですが…連絡事項ではなく、デートの誘いがかかってくる確率92%。
「よし、これで登録完了!それじゃ今度、デートのお誘いするね〜」

■テニスの話題
一度もテニスをした事が無いというヒロインに、テニスを教えてくれるという千石先輩。
「でも、お邪魔じゃないですか?」
「ぜーんぜん!キミのスコート姿を見られるし、邪魔じゃないって!!」
「・・・・・・」
よし、ジャージを買おう。

■好みのタイプ
「女の子なら全員タイプだよ〜♪」
「それって、女の子である事が大事なんですか?」
「それとも、女の子らしい心が大事なんですか?」
いつになくつっかかるヒロイン。
「え?えーっと…両方かな?」
「だったら、女の子全員がタイプとは言えないと思います!!」
「もしかして先輩…女の子らしい男の子でもOKなんですか?」
ヒロインなんて事を…(゚Д゚;)先輩が目覚めちゃったらどうするの!
「ええっ?!!わー待って待って!!」
「ふふ、いつもからかわれてるから、ちょっとだけ仕返しです」

■ボンヤリしている先輩を発見
「先輩、何見てるんですか?」
「うわっ?!ビックリした…キミかぁ〜」
「あの制服…青学の子ですね」
「い、いやぁ…あの学校、可愛い子が多いよね」
「先輩…あんまりジロジロ見てると、不審者に思われますよ?」
それは嫌やなぁ…
「大丈夫!今はキミだけを見ているから」
「本当だって、ほら。この目を見てごらん」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・う」
「先輩、目をそらしましたね?」
「いやぁ…キミが眩し過ぎて」
意外にヘタレっぽいんですかね?

「ね、今度こそOKしてくれるよね?」
「何をですか?」
「日曜日のデート」
「またまたそんな事言って。予定がかち合っても知りませんよ」
「嫌だなぁ。そんな事あるわけないよ、俺にはキミだけなんだから」
「今まで先輩みたいに誘ってくる人いなかったし…」
「何度も言われると私、本気にしちゃいますよ。そうなると先輩も困るでしょう?」
ヒロインにキュンときた(´I`*)
「そんな事ないよ!」
「あ、あそこにいる女の子、可愛くないですか?」
「え?!どこどこ?」
こらぁ!!ヽ(`Д´)ノ

■意外な一面
食堂にて、青学の手塚先輩と話している千石先輩を発見。
「手塚くん、久しぶりだね。肩の調子はどうだい?」
「問題ない。それよりも、山吹も全国への切符を手にしたそうだな」
「うん、超ラッキーだったよ〜」
「ふっ」
「な、何?!俺なんか変な事言ったかい?」
「いや…ラッキーではなく、たゆまぬ努力の結果だろう」
「え、あ…キミに言われると、何か照れくさいね」
「事実だ」
「あーいや、まぁ、はは…あ!」
ヒロイン、見つかりました。
自己紹介後、手塚先輩は去っていきました。

「いいんですか?お話の途中じゃなかったですか?」
「いいのいいの、キミが来てくれて助かった…」
「苦手なんですか?」
「手塚くんのこと?んーそんなことないよ」
「いえ、努力してたって、人に言われるのが苦手なんですか?」
へぇー
「う…あーほら、あ!亜久津だ!!おーい」
走り去っていきました。
「…苦手みたいね」
なるほど、ラッキーだけでは無いんですね〜
オロオロしてた千石先輩は可愛かったです。

■ボーカルユニット
「皆さん、カッコいい方ばかりですね」
佐伯先輩、不二先輩、宍戸先輩、千石先輩ですもんね。
「そ、そう?それで…その中で、誰が一番カッコ良かった?」
「そりゃあ…」
「・・・・・・」
「一番軽くてカッコ良かったのは千石先輩です」
軽くてって何?!!

■まさかの展開
夕方、公園で千石先輩を発見。何やら女の子と一緒にいるみたいです。
「ね、どう?明日デートしない?」
(デートに誘ってる…。やっぱり先輩、誰でもデートに誘うんだ…)
ええぇ?!!何じゃこの展開!!

「え?ホント?!ラッキー」
(OKもらったんだ。そうか…そうだよね。先輩はカッコいいし…)
「うん、それじゃ明日ね」
(明日?何度も誘われてた日…私みたいな子を先輩が誘うわけないよね…)
(少しだけ嬉しかったんだけどな…)
(い、いけない。こんな覗きみたいな事…早くどこかへ行かなきゃ)
「あっ?!キミ…」
見つかってしまいました。
「もしかして…今の話、聞いてた?」
「いえ…何も見てませんし、聞いてません…」
「嘘だ、キミの顔を見れば分かるよ…今のはね、その…」
「よ…良かったですね、先輩。デートする相手が見つかって」
「い、いや!そうじゃなくて、今のは…」
「明日、楽しんできて下さいね。それじゃ、失礼します」
「…参った。アンラッキーなんてもんじゃないな」

■その日の夜
電話がかかってきて、明日会えないかと誘われました。
さっき誰かと約束してましたやん!
「謝ってから断ったよ」
ええぇー?!!
「俺はキミとデートしたいんだ。だから…」
「あの…どうして私なんですか?先輩みたいにカッコいい人なら、私じゃなくても…」
「キミじゃなきゃダメなんだよ」
「・・・・・・」
「だからさ、明日…会えないかな」
声がいつもと違って真剣な感じです。
「…わかりました。いいですよ」
「やった!ラッキー!それじゃ明日の午前10時、駅前で待ち合わせでいいかな」
あ、いつもの調子に戻った…
(千石先輩…どこまで本気なんだろう…)
ヒロインも測りかねてます。

■デート
「・・・・・・」
「・・・・・・」
何か気まずい…
「え、えーと…」
「あ、あの…」
「あ、キミからどうぞ」
「い、いえ…先輩から」
「そ、そう?それじゃ…昨日の事なんだけど」

「キミを誘っていながら他の子を誘うなんて、軽率な事だった。本当にすまない」
「自分自身の行いでキミを誘えなかったんだって分かっていたのに…」
「一緒に過ごしたい相手はキミなんだ」
「でも私…先輩がどこまで本気なのか…どうしても分からないんです」
「う〜ん、そうかぁ。今までの行いが悪かったなぁ。はは…」
「ごめんなさい…」
「謝らなくていいよ。でもね、今日はデートなんだから楽しもうよ」
気持ちを切り替えていきましょう。

喫茶店にて。
南先輩をネタに話をする千石先輩。
「本当だって、あの時の南の顔、見せてあげたかったよ」
「ふふ、南先輩に悪いですって」
一体どんな話なんだろう。
「…よかったな、キミが笑ってくれて」
不意打ちドキ!
「あ…ごめんなさい。何だか気を遣ってもらっちゃって」
ここで2択。『…先輩、優しいんですね』と『何か後ろめたい事でもあるんですか?』
ここに来て後者はひどいですよね。『優しいんですね』を選びます。
「うん、キミにはね」
「もう…その口の上手さが、どうしても信用できない原因なんですけど」
「そう?うーん、厳しいなぁ…」
「でも、先輩が本気で私を心配してくれてたのはわかりました」
「そ、そう?いやぁ、俺の真心が通じたなぁ」
「…今のセリフは、あんまり心がこもってない気がします」
「はは、厳しいね。キミは」
うん、なんとなくいい雰囲気に戻った気がします。

■次の日
物陰でテニスの練習をしている先輩を発見。
スチルが出たのですが、表情がすごく真剣です。
(先輩…こんな所で練習しているんだ…」
「くっ…ダメだ。もっと体力をつけないと…彼らには勝てない…」
(こんなハードな練習…それに普段の千石先輩からは想像できない厳しい顔…)
「俺は…まだまだ弱い…」

ここで見つかってしまいました。
「はは…カッコ悪いな。こんな所見られちゃって」
「そんな事ないです!先輩は…すごくカッコよかったです」
うんうん!
「俺は…こんな姿、キミには見られたくなかった」
「カッコよかった」って言われて喜ぶかと思ったら…!!
「…キミの前ではもっと、強い男でいたかったからね。弱音なんて吐かない…強い男で」
「俺、軽い性格だろ?だからさ、ああいう姿とか悩んでる所って似合わないし」
「そういうのって、すごくカッコ悪いと思ってる」
そんな事ないですよ!
「でも…そうだね。無理に忘れなくていいよ、うん」
「キミにはありのままの俺を知っていて欲しいから…幻滅したかもしれないけど」
むしろ逆ですよ。
「そんな事…絶対にありません。いつもの先輩もいいですけど、さっきの先輩の方が…素敵でした」
「…ありがとう」

■とってもいい雰囲気
「千石先輩」
「会いたかったよ〜!!」
「え!何かあったんですか?!」
「あー…いやいや。俺が会いたかっただけなんだけどね」
「もう、驚かせないで下さい」
「怒らない怒らない。ね、ちょっと話していかない?」
「はい」

■不意打ち
「千石先輩、あと用意するものなんですけど…」
「うん、テーブルの準備はできたし、材料もあるしね」
「はい。あとは救急箱かな」
「なんで救急箱?」
「ヤケドとか心配ですし。あ、氷も入りますね」
「あー、そうだね。鉄板だもんね」
「ありがとう。キミには何かいっぱい気をつかってもらってるよね」
「そんな、当然です。それにきっと、誰でも思いつきますよ?」
「キミが…キミが思いついてくれるのが、俺は嬉しいよ」
ドキー!!

■苦労人同盟
ステージ前に、今まで見た事が無い顔アイコンが…
誰だろうと思ってクリックすると、どうやら南先輩のようです。
攻略対象に入ってないはずの南先輩がなぜ…?

「とにかく横暴なんだ!ダブルスの相棒は、俺ばっかりを働かせ自分は…」
「目立ちたくても目立てないその気持ち、よく分かるぜ!」
どうやら立海のジャッカル桑原先輩と熱く語っているみたいです。
「俺、部長なのに、オレンジ頭のエースばっかり目立ちやがって…」
「それにアイツ、可愛い子を見つけたらすぐにフラフラフラフラ…人の迷惑考えろっていうんだ!」
「そうなんだ、ブチ切れやすい後輩の面倒を、何で俺が見なきゃならねぇんだ…」
「切れたのを止めに入るのも命がけだし、失敗したら殴られるし…」
「ツライな…それ」
「あぁ…お前んとこのテニス辞めた問題児は大丈夫なのか?」
「アイツは訳もなく殴ったりしなくなったからな…ただアイツ、俺が部長だって覚えてるんだろうか…」
「ツライな…俺たち」
「あぁ…」
「俺たち…」

「いい友達になれそうだな!!」
苦労人の固い友情がここに誕生!

■下校イベント
「ねぇねぇ、これからキミの事、名前で呼んでもいい?」
「構いませんけど…ふふ、ちょっと意外です」
「先輩って、女の子は直ぐ名前で呼びそうなイメージがあったから」
そう言えばそうですね〜
「あ、それって俺がナンパっぽいって事?」
「うーん、そうかも」
「うわ、傷つくな〜。慣れてるけど、キミに言われると傷つくよ〜」
「ふふ、すみません、千石先輩」
「あれ?名前で呼んでくれないの?」
「え、だって、先輩ですし」
「あ、うん。まぁ、そうだね…ちぇ、アンラッキー」
しょんぼりする千石先輩でした。

■お昼、館内にて
「なんだろ?女の子の集団が走って行ったけど…あ、千石先輩!」
「何してるんですか?そこの倉庫に何か?」
「何かっていうか、誰か、だね」
誰?!
「もう大丈夫かな…跡部くん、出てきていいよ」
「世話かけたな、千石」
倉庫から颯爽と跡部様登場!

「あ、委員長」
「ん?知ってるの?」
「アーン?千石、俺様が運営委員長だって忘れてるだろ」
「まぁいい、お前、山吹中の運営委員だな」
「はい、山吹中二年の○○です」
「ふーん…」
「何か言いたそうだな、千石」
「いや〜別に何も?あ、○○ちゃん。この人ね、さっき別の学校の女の子集団に追いかけられてたんだって。うらやましいよね〜」
「俺はお前と違って、誰でもいいって訳じゃないんでね。あんなのまで相手できるか」
「ダメだよ、女の子には優しくしなきゃ」
「フン。あちこちに優しくしすぎて、肝心な一人に気づいてもらえねぇ奴に言われたかねぇな」
「・・・・・・」
千石先輩もビックリ。
「図星か?ま、とられない様に気をつけるんだな。じゃあな」
言いたい事だけ言って、去っていかれました。

■好みのタイプ再び
「先輩の好きなタイプって、可愛い子なんですか?」
「んーそれだけって訳じゃないんだな、これが」
「あとは何ですか?」
「ホントの俺を理解してくれる子かな」
「上っ面じゃない俺を見てくれる子が、俺は好きだよ」
なるほど。
「ね、キミから見て俺はどんな人間?」
「私から見てですか?そうですね…」
「先輩は、あまり自分を見せない人です。きっと、努力している所もあまり見せたくないだろうなと思います」
「うん、それから?」
「それから、周りの人の気持ちに敏感な人だなって思います」
「ふ〜ん、なるほど。俺ってそう見られてたんだ。ラッキー!照れちゃうな〜」
「でも先輩、あんまり自分を隠していると、彼女さんできませんよ?」
「え?なんで?」
「だってホントの自分を見てくれる人、って言ったじゃないですか。隠しすぎると気づかれないですよ」
と言い残して去るヒロイン。
「うーん、あれ位分かってくれてたら充分…ていうか、気づいてくれてもよさそうなんだけどなぁ〜」

■2回目のデート
遊園地に来ました。
先輩のリクエストで絶叫マシンに乗ります。
「こ、怖かった…けど最高でした」
「はは、良かった、楽しんでくれて。俺も楽しかったしね」
「特にキミにしがみつかれた時はラッキーだったなぁ」
「あ…それを狙ってたんですね」
「遊園地の基本だよ」
うーん、さすが。

そうこうしている内に夕方になりました。
夕焼けの園内を背にした先輩のスチルが綺麗です。
「実はね、ここの観覧車には秘密があるんだ。知りたい?」
どんな秘密でしょう?
「じゃあ、夜まで待って」
「夜…ですか?あんまり遅くまでは…」
身の危険を感じずにはいられません。
「大丈夫、夕焼けが終わるくらいのタイミングが一番いいから」

いよいよ観覧車に乗ります。
今度は観覧車内で先輩と向き合っているスチルが登場!
「それで、この観覧車の秘密って何ですか?」
「それはね…この観覧車の頂上で…その…」
「あぁ…う、うん。頂上に着いたら教えてあげるよ」
「楽しみです」

「え、ええとね…その…キミはさ、その…」
どうした千石?!
「キ、キミは…す…」
「す…素敵な瞳をしているね。じっと見てると吸い込まれてしまいそうだよ」
なんじゃー?!
「あ…じゃなくて…う〜ん…」
「あー…こほん」
「どうしたんですか?」
「あ、いやいや。キミは…あー…その、キミの…キミが…」
「キミは…その、俺の事…」
「あ、先輩。もうすぐ頂上に着きますよ」
「えっ?もう?!は、早いよ〜」
こ、この人…ヘタレや!!
「頂上の秘密って何ですか?そろそろ教えて下さい」
「そ、それはね…俺が…キミの…その…」
「あ、頂上に着きましたね」
「えぇっ?!!あ、あぁ…うう…ダメじゃん、俺…」
「どうしたんですか、先輩?」
「ゴメン、秘密の話はまた今後にしようよ」
えぇー
「それよりどう?景色は堪能できた?」
「はい、すごく綺麗でした」
「キミの輝きの前には霞んじゃうけどね」
「もう、また上手い事言って」
「…こういうセリフはすぐ出るんだけどなぁ…」

■学園祭当日
「あ、ほら。綿菓子売ってるよ、一緒に食べない?」
食べます!
「あぁ、千石か」
手塚先輩が接客してくれました。
「綿菓子二つだったな」
「手塚くん、表情硬いよ。客商売なんだから、もっとスマイルスマイル!」
「…綿菓子二つで300円だ」
「スマイルは0円だよね、注文したいんだけど」
「品切れだ、すまないな」
うーん、残念。見たかったな…

にこっ

■エンディング
公園にやってきました。
「お、落ち着け…リラックス、リラックス…」
「あ、あのね…俺…キ、キミ…キミの…」
「…ダ、ダメだ。おかしいな…何で言葉が上手く出ないんだろう」
「ゴメン、少し待ってね。普通に…普通に…」
がんばれー
「キミの心の片隅に、俺が住んでも構わないかな?」
「ふふ、先輩。口説き文句の練習ですか?」
「…あれ?」
「先輩の練習相手になるのは構いませんけど…あんまり上手いと本気にしちゃいますよ?」
「い、いや…そうじゃなくてね」
「その…本気なんだけど」
「…え?」
「俺…本気でキミの事が、その…好き…なんだ」
「…信用してしまいそうです」

「信用して!!」
「はっきり言って…今の俺、カッコ悪いよ。けど、カッコなんて気にしてられない」
(こんな一生懸命な先輩見るの…あの厳しい練習の時以来かも…)
「え?ど、どうしたの?泣かないで…」
「わ、私…本当に…信じて…いいんですね」

■後日
「この観覧車って…」
「覚えていてくれた?」
先輩のヘタレっぷりが露呈したあの観覧車ですね。
前回と同じ、観覧車内で先輩と向き合っているスチルが出ます。
「あの時は、秘密を教えてあげられなかったよね。それを今から教えてあげるよ」

「この観覧車が頂上に着いた時に告白すると…幸せになれるって伝説があるんだ」
「だから…今からもう一度、キミに告白するよ」
「俺は…キミの事が好きだ」
夕焼けだったスチルに、雪が降ってきました。
「ホワイトクリスマス…神様からの贈り物だね」
「俺…キミと出会えた事が、今までで一番ラッキーだったよ」

■感想
いやぁー始める前と終わった後で、大きく印象が変わった千石先輩でした。
いつもの軽さと、時折見せてくれる真剣さのバランスが絶妙でした。そしてとどめのヘタレ。
なんというか、乙女ゲームで輝く魅力があるなーと思いました。