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19.赤澤編 「俺のバディ」

■出会い
なにやら世間ではその風貌から「ギャル男」などと言われてるみたいですが…
わたくし、個人的に赤澤先輩こそが真のイケメンNO.1だと思っております。

そして腰当てポーズがよく似合うと思っております。

■部長
会議室にて赤澤先輩、だーね、裕太くんを発見。
赤澤先輩は指示を出して、すぐに行ってしまいました。
「それにしても、赤澤は気合が入ってるだーね。何だか部長っぽいだーね」
「だって部長じゃないですか」
「いつもだったら観月の方がしゃしゃり出てくるだーね」
「アイツの方が部長らしいだーね」
私も最初は観月さんが部長だと思ってました。
「そ、そうかも知れませんけど…」
裕太くん困ってます。
(そう言われてみれば、何かと観月先輩の方が指示を出してるし…)
(赤澤先輩、どう思ってるのかな…)

■直接聞いてみました
「赤澤先輩は、観月先輩の事をどう思ってるんですか?」
ヒロイン、質問をはしょり過ぎですよ。
「はぁ?なんだそりゃ?」
先輩の声もひっくり返ります。
「その…観月先輩の方が部長らしいって話を聞いたりして、それで、その…」
「あぁ、よく言われるな」
あっさり返されました。
「気にしてないんですか?」
「別に気にすることもないだろう。アイツが有能なのは確かなんだからな」
山吹の部長さんに聞かせてあげたい。

「俺たちのテニス部は、スクールからの補強組が主力だ」
「その中でも観月はプレイングマネージャーとして、色々な仕事を一手に引き受けている」
「俺は最初アイツを部長にするつもりだった」
「しかしアイツはそれを断った。それで俺が部長になったんだ」
「…なんとなく、分かる気がします」
「ほぅ、なぜだ?」
「赤澤先輩はスクール出身じゃないですよね?」
「だからだと思うんですが…その、個人よりも集団を重んじる感じがします」
「たくさんの人をまとめるには、そういう人が適任なんだろうなって思ったんです」
「お前…観月と同じ様なことを言うな。観月もそういって部長を辞退したんだよ」
へぇー。
「もっとも、部長を辞退しても観月は人に指示を出すのが好きだからな。相変わらずあの通りだ」
「でも、それも赤澤先輩がしっかり部長として部をまとめてるからですね」
「そ、そうか?そんな風に言われると…照れるな」
マジデレ先輩、可愛いです。

「先輩はいつまで部長を続けられるんですか?」
「次の部長を決めるまでだ。学園祭が終わったらすぐだろうな」
「それじゃ、この学園祭が部長としての最後の仕事になるかもしれませんね」
「あぁ、そうだな」
「…学園祭、頑張りましょうね」
なんだかちょっと切ない。

■テニスの話題
部長として気をつけている事とは…
「今は、人員の増強と新しいマネージャーを見つけてやらないとって思ってる」
「部員の管理は観月、それ以外は野村にやってもらっていたが…あいつらも三年だからな」
「探しは苦手なんだが、あいつ等のためだ。まぁ、やるしかない」
「先輩って、いい部長ですね」
まったくだ。
「そうか?普通だと思うけどな…でも、そう言ってくれるのはお前だけだな。ありがとう」
いやいや、言わないだけできっと皆そう思ってますよ。

■新部長について
「今考えているのは不二が金田だが、俺が選んでも本人にやる気が無ければ意味がない」
「二人とも、やる気はあると思いますよ」
「いや、選手としてのやる気じゃない。いかに仲間をまとめていくか、その部分のやる気だ」
部長ならではの目線ですね。
「人をまとめて、更に引っ張らなければならない。力のいる仕事だぞ、部長は」
まぁ、まだ少し時間はある。焦らずに考えるよ」
うーん、一体誰になるのか気になります。

■証拠を見せろ!
「先輩、すごく日焼けしてませんか?」
「そうか?多少地黒なんでそう思うんだろ」
「日サロとかは行ってないですよね?」
行ってたらやだなぁ。
「行く必要ねぇからな」
よかったよかった。
「…ちょっと袖、まくってみてもらえます?」
やけに疑うヒロイン。
「なんだ?妙なこと言うやつだな。ほら」
「…ホントだ。日焼けじゃないんですね」
「もっとも海で焼いたりもしてるから、どこまでが本当の色か分からなくなってきてるんだがな」
じゃあちょっと下も脱いでみてもらえますかね?(^-^)

■クッキーをつくろう
今日は喫茶店で出すクッキーを作ります。
おそらくお菓子作りなんてした事が無いのでしょう、赤澤先輩が戸惑っています。
「なぁ、なんでいちいち小麦粉をふるいに掛けなきゃいけないんだ?」
ダマができるからだそうですよ。
面倒くさがらず、ちゃんとふるってくださいね!

■学園祭の話題
模擬店の中を掃除しましょうと提案するヒロイン。
「ん?そんなに汚れてたか?」
「すごく汚いというわけでは…でも喫茶店ですから、綺麗にしたいですよ」
「ま、まぁそうだな」
「…先輩、面倒くさいって思ってませんか?」
「い、いやっ!全然!」
思ってるんですね。
「じゃあ手伝ってくださいね」
「お…おぅ…」

■黒観月
「先輩って日焼けしてますね」
またその話題か!
「あぁ、テニス部の練習はハードだからな。日焼けもするさ」
いや…他の方たち全然焼けてないんですが…。
「でも観月先輩は全然焼けてないですよ」
「アイツは日に焼けると悲惨な状態になるらしいからな」
「いつも日焼け止めを塗って、焼けないようにしてるそうだ」
デリケートそうですもんねー。
「もし観月先輩が日焼けしたら…」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「…観月じゃなくなるな」

■倉庫にて
喫茶店で使うティーセットを取りに来ました。
「…これだけの数の備品を、よく覚えてるな」
「メモしておきましたから」
「それだけでも大したもんだ。お前が運営委員でよかったよ」
褒め上手ですね!

ティーセットを運び終わりました。
「サンキュー…と、こいつ意外と重いな。お前、思ったより体力あるな」
「そうですか?」
「あぁ、何か部活はやってないのか?」
「帰宅部です」
「そうか…惜しいな」
「お前なら運動系の部活で活躍てきたかもしれないのにな」
なにやら見込まれました。

■信長劇
赤澤先輩が参加するアトラクションは、観月先輩提案の「信長劇」です。
配役は「蜂須賀小六」だそうです。
「出番はそれほど多くないが、セリフがそこそこあるらしくてな」
「覚えなきゃいけませんね」
「あぁ、結構大変だろうな…」
頑張って下さい!

■はずれ?
朝(おそらく)ランダムで、キャラクターに挨拶したり、されたりするイベントがあります。
出てくるキャラクターは、同じ学校の攻略可能キャラだけのはずなのですが…

だーね?!!
「今、ハズレだと思っただーね?」
いやいやとんでもない。笑
いつかだーねが攻略対象になるのを待ってますよ…!!

■カレーの王子様
夏といえばカレー!カレー奉行の登場です!
「カレーは辛口に限る。甘いカレーなど言語道断!」
裕太くん涙目。
「そうですか?私、小さい頃は甘口のルーに、ケチャップとリンゴのすりおろしを入れた甘いカレーが好きでしたよ」
えー;それはどうなんだろう…
「そんなもの、カレーと呼べるか!!」
怒られました。
「あ…すまん、カレーの事となると、つい興奮してしまってな」
「お好きなんですね、カレー」
「ああ、辛口に限るが」
「…先輩をいじめようと思ったら、甘口カレーを用意したらいいみたいですね」
「な!」
「ふふふ」
ヒロイン、根にもった?!

■ケーキを作ろう
前回のクッキーに引き続き、今日はケーキを作ります。
「やっぱり小麦粉はふるうのか…」
そんなに嫌か!笑

■ぶれ球
テニスコートで練習中の先輩を発見。
「見学させてもらっていいですか?」
「いいぞ。ただしボールには気をつけるんだぞ、目を離さない様にな」
はーい。

「あ…あれ?ボールが幾つにも見える…目が疲れてるのかな?」
「さっき打ったのはブレ球と言ってな、俺の得意技だ」
「普通は分からないもんだが、動体視力のいいやつには球が幾つにも見えるんだ」
て事は、ヒロイン相当な動体視力ですね!
「この前の荷物といい、お前意外とスポーツの才能があるんじゃないか?」
「お前が男だったら、俺たちのテニス部にスカウトするのにな」
そう言ってもらえるのは嬉しいですが、こう…もうちょっと…恋愛対象として…

■ステージ前にて
劇のセリフを練習している先輩に遭遇
「少し、練習相手になってくれないか?」
はい喜んでー

「しかし、このまま一月も経てば、自然と…自然と…」
「・・・・・・」
先輩、セリフを忘れてしまった様です。
「自然と…くっ!思い出せねぇ!くそ!ぬああぁぁぁぁぁ!!!
突然雄たけびを上げる先輩!どうした?!
「あぁ、すまん。俺、頭に血が上りかけた時に叫ぶ癖があるんだよ」
「そ、そうだったんですか…」
いきなりされたらビックリするわ!
「あ、思い出したぜ。『自然と熟柿が落ちるように手に入りますものを』だ」
「全く観月のやつ、ややこしい言い回しを入れやがって」
「先輩…本番はいきなり叫ばないでくださいね」
心配です。

■学園祭の話題
食器類が届いたので倉庫に運んでおきますね、というヒロイン。
「待て待て!お前じゃ重くて持てないだろ。俺が運んでおくよ」
優しい!
「あ、有難うございます。じゃあ私は内装用の備品を…」
「それも数が多くて重いだろ。金田たちに運ばせるから、お前は無理しなくていい」
「責任感があるのは悪い事じゃないが、少しは頼ってくれてもいいと思うぞ」
ぶちょー!

■下校イベント
「これから帰るところか?」
「あ、赤澤先輩。そうです」
「だったら駅まで一緒に帰るか?」
なんて普通な誘い方!!逆に新鮮だ!

「…うだうだ悩むのは俺らしくないな」
「よし!これからお前の事は、下の名前で呼ぶことにする!」
なんて男らしい!
「あ、俺の事は別にいいからな」
そこはいいのか!笑

■初デート
赤澤先輩との初デートは映画館でした。
「『深淵の静寂』という海洋パニック映画だ」
テレビCMでも宣伝している大作ものらしいです。
映画を観ている赤澤先輩のスチルが出ます。
(す、すごい展開…赤澤先輩も真剣に観てる…)
ここでスチルが変化。先輩の顔が危機感溢れる表情に!!笑
(な、なんだか先輩の顔の方が、映画より迫力あるかも…)

「海はいいぞ。特に南の海は最高だ」
赤澤先輩はダイビングがお好きなんですよね。素敵な趣味だ!
「やっぱりサンゴ礁とか熱帯魚が綺麗なんですか?」
「あぁ。あと、意外かもしれんがウミウシも綺麗だぞ」
あのカラフルなやつですよね。
「ダイバーの中にはウミウシの魅力に取り付かれて、世界中の海を潜り続けている者もいるくらいだ」
へぇー
今度写真集を見せてくれるそうです!楽しみ!

映画館を出た二人、今度は先輩お勧めのカレー屋さんに行きました。
「ま、カレーなら一週間続けて食っても飽きない自信があるぜ」
赤澤先輩とは気が合いそうです。一緒にカレー屋巡りとかしたいです。

■ウミウシ談義
昨日の約束通り、ウミウシの写真集を持ってきてくれました。
「ウミウシはただでさえ種類が多いし、突然変異も多い」
「一度潜って見つけたウミウシをもう一度見たいと思っても、なかなか再会できないんだ」
一期一会なんですね。
「だから俺も潜る時は、水中カメラを持って潜るようにしているんだ」
先輩が撮った写真、見たいです!
「いいですね、そういうの。私もスキューバやりたくなってきました」
「あぁ、その気になったら教えてくれ。いい教習所を教えてやるよ」
マジですか!ゆくゆくは二人でダイビングできたりするのかな。

■宿題の話題
「よく聞いてくれたな、やっと終わったぞ!」
「野村が教えてくれてな、助かった」
成績良さそうですもんねー。
「あぁ、アイツは手先が器用だし、勉強できるし、気遣い上手だし、頼りになる」
めちゃ褒めますね!
「なんだか…その褒め方、変ですよ」
どうしたヒロイン?!
「恋人を褒めてるみたい」
ええぇ?!
「へ、こ、恋人?!」
先輩も思わず声が裏返ってしまいました。
「いや、誤解だ!!っていうかそんな訳ないだろ!!」
「ふふふ、冗談です」
「…あのなぁ」
「ふふふふ」
なんじゃこのヒロイン。

■スコーンを作ろう
今日は観月先輩のスコーン教室です。
「また薄力粉をふるうのか…何を作るにしても、ふるいに掛けるんだな」
もう半分諦めてしまった赤澤先輩。どんだけふるいが嫌いなんですか!笑

■好きなタイプ
「確か先輩はスポーツができる人が好きなんですよね」
「あぁ。まぁ、気が合うやつってことが大前提だけどな」
そりゃそうですよね。
「スポーツも得意である必要はないんだ。下手でも楽しもうとしてれば俺も楽しい」
「先輩と一緒にすることが大事なんですね」
「そうだ」
いいなー楽しそうだなー。
「先輩、なんだか好きな子からは片時も目を離したくない感じですね」
「…嫌か?」
「いえ、いいんじゃないですか?私だったら嬉しいと思いますし」
「そうか!!」
嬉しそうな赤澤先輩でした。

■呼び止められました
「おーい!」
なんでしょう?
「前にスキューバに興味があるって言ってただろ?」
「それでな、俺が撮った写真なんだが持ってきた」
おぉー!
「わぁ!辺りの景色も綺麗ですね」
「あぁ、そこは去年の夏に行った離島だよ」
「こういう所、行ってみたいな」
「スキューバは冬でも出来るから…よかったら、お、俺と、いっ…」
!!
「え?」
「…いや、なんでもない」
うーん残念。

■仲間
テニス部は仲が良くて羨ましいというヒロイン
「そうか。お前も何か部活に入っていればよかったのにな」
「はい。今からじゃ遅いですし、ちょっと残念です」
「でも、そう残念がらなくてもいいぞ」

「学園祭でこうやって俺たちと会って、話して、苦労して…」
「部員と同じくらい、お前は俺たちの仲間だよ」
うおぉー!。゚(゚ノД`゚)゚。

■2回目のデート
2回目のデートは水族館でした。プチスキューバ気分ですね。
先輩の希望で、ダイバーの憧れ「マンタ」を見に行くことに。
「泳ぎ方が優雅で、なんだか見惚れちゃいました」
「いいだろ?ダイバーはあのマンタと泳ぐのが夢だという人が多い」
「かく言う俺もそうなんだが…いつか、お前と…」
ドキ!
「え?」
「えっ?!今、俺…何か言ったか?
無意識かー!!笑

次はヒロインの希望で熱帯魚を観に行くことに。
「クマノミのいるイソギンチャクって毒があるんですよね」
「どうしてクマノミはその毒にやられないんでしょう?」
「クマノミの身体の粘液が、イソギンチャクが毒を出すのを防いでるんだ」
いいなー水族館デート楽しそうだなー。
クリオネのコーナーに来ました。
「実はな…クリオネもウミウシの仲間なんだぞ」
ウミウシ好きだな!笑

「今日は楽しかったな」
「はい、とっても」
「お前が楽しんでくれたなら何よりだ」
「あ、有難うございます。そんなに気を遣ってもらって…」
「いや、気を遣ってるというか…その…お前が楽しんでくれれば俺が嬉しいんだ」
「あ、あの…私も…先輩が楽しんでくれたら…嬉しいです」
「そ、そうか…はは」
なんだこの初々しさは!

■慰労会
明日の本番に備え、紅茶の淹れ方を復習している先輩を発見。
「観月からは太鼓判を貰ったがやはり不安でな…もう一度練習している」
今日は慰労会だというのに、真面目ですね!
味見のお手伝いをしました。
「ありがとう。これで本番も緊張せずに臨めそうだ」
私も先輩が入れたお茶が飲みたいです!

■学園祭当日
山吹のもんじゃ焼き屋で、南先輩が出迎えてくれました。
「しかしアレだな。赤澤、お前も苦労してるだろ」
「苦労?」
「観月の事だよ。部長のお前より権限があるみたいじゃないか」
どうやら同じ「目立たない部長」というポジションに親近感を持っている様です。
「そうだな…しかし別にそれで問題は無いぞ?」
「そ、そうか…」
「お前は苦労しているのか?」
「ま、まぁな。そうか…お前の所は上手くいっているのか…」
ちょっと寂しそうな南先輩でした。笑

■ゴージャスカフェ前にて
「…うちと比べるととんでもないな」
ここはかなり特殊なので比べてはいけません。
と、そこに跡部様がやって来ました。
話したいことがあるそうなので中に入ることに。
この2人ってそんなに接点無いですよね?なんだろう?
跡部様がお勧めメニューを出してくれました。
「わ!豪華な料理…」
「これで喫茶店とはな…俺たちとはえらい違いだ」
だから比べちゃダメだって!

「さて、本題に入るぞ」
「お前の所のプレイングマネージャーだがな…」
観月先輩の事ですね。
「あいつにアドバイスしてやれ」
「どういう意味だ?」
「あいつの才能が活かされていないのが歯痒くてな」
「だったらお前が直接すればいいだろう」
「バーカ、俺たちにボロ負けした後でアドバイスを聞けるほど、あいつは素直じゃねーだろ」
「その点、お前ならアイツに信頼されている。お前のアドバイスなら素直に聞くだろう」
「そうか?」
「あぁ、間違いねぇ」
跡部様は他校であっても、どこまで把握してらっしゃるのでしょう…

「それで、何を言えというんだ?」
「観月は選手の能力を見る目は確かだ。だが、その選手の力の『今』しか見てねぇ」
「選手ってのはな…過去があって、今があって、未来がある」
「今のままのアイツでは、選手の成長を阻害するぞ」
「選手は日々成長する。『先を見ろ』。この一言だけをアドバイスしてやれ」
他のキャラのシナリオでも光り輝く跡部様。
「…なるほどな。お前のいう事は分かる。だが、一つだけ腑に落ちん」
「なぜお前がそんなお節介を焼くのか、だ」
「…さぁな。ただの気まぐれだろ?」

ゴージャスカフェを後にした二人、館内に戻ってきました。
「珍しいです。委員長が他人にわざわざアドバイスするなんて…」
「あぁ、確かにな」
「おや、ここにいましたか。そろそろ交代の時間ですよ」
タイミング良く、観月先輩がやってきました。
「あぁ観月、ちょうどよかった。さっき、ある人からお前にアドバイスを頼まれてな」
「アドバイス?ふふっ、このボクに一体何を…」
「『先を見ろ』、だとよ」
「先…?なるほど…そういう事ですか」
ええぇ?!もう分かったの?!
「跡部くんも意外とお節介ですね」
なぜ分かった!!
「ボクは跡部くんと戦ったんですよ。彼のデータも徹底的に集めました」
「しかし、一つだけ足りなかったのが…『先』、つまり可能性です」
「ふん…お前も跡部もすごいやつだな」
ホントにね…。
「いえ、部長。あなたの方がすごいですよ」
「あの跡部くんに…そういうアドバイスをさせようという気にさせるあなたは…すごいんですよ」
観月さん!!。゚+.(・∀・)゚+.゚
「よく分からんが…」
「つまり、あなたがボク達の部長だったのは当然だという事です」

■エンディング
「お前、スキューバダイビングに興味があるって言ってたよな?」
「だったらその…講習を受ける前に、個人的に色々教えてやりたいんだが…」
おぉー!是非お願いします!
「そ、そうか。それでだな、その…お前は俺の事…どう思う?」
「観月先輩が言ってましたよね。先輩がルドルフの部長だったのは当然だって」
「先輩と一緒にいると、みんな安心できるんですよ」
「先輩がしっかりと皆の事を考えてくれているから…」
「それは…部長として当然の事をしているだけで…」
「でも、なかなか出来る事じゃないです。そういう先輩は…素敵です」
「そ、そうか…あ、あのな…お、思い切って言うぞ!」

「俺は…お前の事が好きだ!」
「だから…その…付き合って欲しい!」
思い切り告白されました!
「…はい、私も先輩の事が好きです」
「ほ、本当か?!」
「はい」
「う、うおぉぉぉぉぉ!!!!」
思わず雄叫びを上げる先輩。うるせぇー!笑
周りの人たちが何事かと集まってきちゃうよ!!

■後日
プールにて、ウェットスーツを着ている先輩。とてもカッコいいです!

「なかなか上手くなってきたな。これなら講習を受けても戸惑う事は無いだろう」
「スキューバダイビングは、基本的に二人一組でやるものでな」
「その組む相手の事を『バディ』と呼ぶ」
「バディは言わば運命を共にした仲間だ。水中でのトラブルでは、頼りになるのはバディしかいない」
「お前には、俺のバディでいて欲しいんだ。これからも…」
人生のバディという事ですね。
「いつか必ず…二人でダイビングしような」

■感想
取り立てて派手なイベントがあるわけではないのですが…
なんというか、普通な所がいいなーと思った赤澤先輩編でした。
「お前は俺たちの仲間だよ」って言われた時は、今までで一番嬉しかったかもしれない。
実際にいてもイケメンなキャラですよね!!叫ぶ癖はともかく。笑